球速を上げたいなら!中臀筋を上手く使えば骨盤が安定する

今回は中臀筋について。中臀筋の主な作用は三つです。

①股関節の外転
②股関節の内旋
③股関節の外旋

(※動きが分からない場合は調べてみて下さい)

では中臀筋を鍛える事でピッチングにどのような影響を与えるのか、順番に解説して行きます。

骨盤の安定感が増す 

中臀筋を使う事で骨盤を水平に保つ事が出来るようになり、ピッチング(バッティング)で足を上げた時に骨盤が安定し、地面からの反力をしっかり受ける事が出来るようになります。ピッチング(バッティング)の動作は再現性を高める事で安定したパフォーマンスを発揮する事が出来るようになります。中臀筋を上手く使えなかった場合、骨盤がぐらついてしまう為足でうまくバランスを取る事が難しくなり、体重移動の方向がバラバラになってしまいます。そうなると当然その後の動きも安定感を欠く事になり、球速やコントロールが安定しない事に繋がってしまいます。

骨盤が安定すると上肢のケガが減る

球速が上がるにつれて腕を振る速度は当然速くなります。その結果肩や肘のケガのリスクは上がりやすくなってしまいますが、骨盤を安定させる事で動作の安定感が増し、上肢(腕)のケガのリスクを減らすことが出来るという研究結果も発表されています。

また上肢のケガのリスクを軽減する事に関しては腕を振るという意識ではなく、身体全体のしなりを上手く使う事が必要です。下の記事はしなりを生む為の背中の使い方に関する記事ですので、興味のある方は一度目を通してみてください。

下半身を上手く使う事が出来る 

股関節を外転させる事で、真っ直ぐ立った状態からキャッチャー方向へスムーズに体重を移動する事が出来るようになります。この外転の動きを上手く使う事が出来なければ上半身で余計な反動を作ろうしてしまい、結果として体が前に突っ込んでしまったり、体が開いてしまうなど力が上手くボールに伝わらなくなってしまいます。また、体が開いて腕が遅れてしまうと肩や肘への負担も大きくなり、野球肘や野球肩と呼ばれるケガのリスクも大きくなりますので、中臀筋をしっかりとトレーニングする事をオススメします。

大きな爆発力を生む原動力に

中臀筋を使って股関節を外転するにあたり、もう一つ鍵になるのが大腿方形筋という筋肉です。この筋肉は股関節を外旋するために働く筋肉なのですが、中臀筋と大腿方形筋を合わせて使う事でしっかりと軸足の膝を残したままステップを切る事が出来るようになります。そうする事で前足が着地する前に骨盤が開き始めてしまう事を防ぎ、トップ〜リリースまでの腕が加速する距離を稼ぐ事が出来るようになります。この距離をしっかりと稼ぐ事で、より速くより強いボールを投げる事が出来るようになります。

まとめ

今回中臀筋を鍛える事のメリットをいくつかご紹介しましたが、中臀筋を使えていないがために悩みを抱えている選手は少なくありません。例えばボールがシュートしてしまったり、スライダーしてしまうなど球質が安定しない事なども中臀筋を鍛える事で改善する可能性も考えられます。またクイックモーションが苦手など、ピッチャーとしてのスキルに問題がある場合も中臀筋を鍛える事で解決できる場合もあります。つまりピッチャーには必須の筋肉ですので、是非鍛えてみて下さい。

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