球速を上げたい人必見「ブリッジ」とはどんなトレーニング?

最近ではオリックスの山本由伸投手がSNSでブリッジをしている映像などを投稿するなど、プロ野球選手も取り入れているという事でブリッジに取り組んでいる選手も見かけるようになりました。しかしまだまだなぜブリッジをするのか?という意味を理解していない選手も多く、毎日のルーティンにするほど取り組んでいる選手は少ないと思います。この記事を読めばきっと今日からブリッジを練習に取り入れたくなるでしょう

3つのオススメ理由

  • 身体操作が上手くなる
  • 身体の背面の様々な筋肉を強化する事が出来る
  • 柔軟性を高める事で球速アップにつながる

身体操作が上手くなる

イメージ通り身体を動かす事が鍵

 ピッチングに限らず、野球が上手くなる為には“自分の体をイメージ通りに動かせる事”がとても重要です。この記事を読んでいる人の中にも自分の動画を撮影した時に「これ誰?笑」となった経験がある人はいると思います。
人の身体は思っている以上に正確な動作を繰り返し行う事が難しく、更に厄介なのが脳が飽きてしまう事。せっかく正確に出来るようになった動作であっても、繰り返し繰り返し行う事で脳が誤作動を起こしてしまうのです。

逆さまになると格段に難しくなる

 ではブリッジをする事でこの誤作動を無くす事が出来るのか?と言えばそうではありません。ですが天地がひっくり返った状態で片手・片足を上げてみる事やその中でバランスを保つ事を練習すれば、自然と自分の体をイメージ通りに動かす練習にはなるのです。実際にやってみると分かるのですが、逆さまになった状態で右手と左足、左手と右足のように対角線で動かすなど四肢を連動させる動きをやってみて下さい。普通に立った状態でやるのに比べてかなり難しく感じる方が多いのではないでしょうか。(筋力的なものという意味では有りません)

身体の背面の様々な筋肉を強化する事が出来る

優れた野球選手は背中側の厚みが凄い!

【併せて読みたい】背中を鍛える時の注意点

ココで言う身体の背面の筋肉とは脹脛・ハムストリングス・お尻・腰・背筋です。詳しい筋肉の名称については割愛しますが、イメージとして身体の背面、裏側の筋肉全体を使う事になります。

投球動作において身体の裏側の筋肉は非常に重要な役割を担っています。例えばお尻や太腿の裏側の筋肉は前足が着地して体が回転する際のストップ動作で効果を発揮します。また背筋は投球だけでなく打撃においても重要な筋肉です。プロで活躍する一流の選手達の身体を見ると、しっかりと厚みがあるのがわかると思いますので注目して下さい。

柔軟性を高める事で球速アップにつながる

柔軟性がなければキレイなブリッジは出来ない

ある程度の筋力を持っている選手であればブリッジの形を作る事は容易いと思います。ですが本当にキレイなブリッジの形は中々作る事が出来ません。
キレイなブリッジを作る為に必要なのは胸郭周りと肩周り、更には腹筋や背筋、脇腹など体幹部のほぼ全ての柔軟性が必要となるでしょう。更には股関節周りや大腿四頭筋など、下半身もある程度の柔軟性が無ければ特定の筋肉だけにストレスがかかり、ケガをする恐れもあるのでしっかりと柔軟性を確保しつつ取り組みましょう。

しっかりと準備を行う事で写真のように2時間で大きく進化する事も可能です。

しなりを生む事が球速アップへの近道

球速を上げるために最も重要なのが身体が元に戻る反動を強化する事です。その為には体幹の強さはもちろん、上半身をどれだけ脱力出来るかも重要な要素です。脱力をする事でしなりが大きくなり、元に戻る時の反動により大きな力を生む事が可能になります。ブリッジで日頃からしっかりと反る練習をしておけば、背中を大きくしならせて投げる事が出来るため球速アップにブリッジは不可欠と言えるのです。

まとめ

今回はブリッジについてご紹介しました。いつもお伝えしていますが、トレーニングやストレッチは一朝一夕で身につくものではありません。このブリッジも最初は出来ない選手もいます。諦める事なく挑戦し続けたら球速は確実に上がります!

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