野球 球速を上げたい・飛距離を伸ばしたいなら地面反力を使いましょう!

2021.Oct
2022.Sep

人は身体を動かす時、地面に力を加える事で跳ね返ってくる力=地面反力を利用しています。水中と陸上とで比較した場合、大多数が陸上の方が早く動くことが出来るはずです。

より強い地面反力を得る事がパフォーマンスを上げるためのコツになるので、難しく考えすぎず、どうすればしっかりと反発をもらう事が出来るのか?身体で感じる事を習慣にしましょう。

地面反力とは

地面反力とは地面に対して力を加えた時に地面が跳ね返してくる力の事です。
歩くなどの動作をした時、作用に対して反作用が起こります。要するに押したら押し返されるという事です。
この地面反力を利用する事で筋力ではなく反動で体を動かす事になります。つまり筋力だけでは成し得ない大きな力を生み出す事ができるため、より速く走る事、より速い球を投げる事、より遠くに打球を飛ばす事ができるのです。

『した』と『なった』の違い

『した』は意識を持ってする事。『なった』は無意識の中で勝手になる事。
この『した』と『なった』の違いはスポーツにおいて大きな鍵となります。そして『なった』に一役買っているのが地面反力です。

人の身体はこの外からの力を背骨の湾曲(生理的湾曲という)によって吸収しています。これは背骨が元々持っている機能ですが、スポーツの場面では地面反力を吸収せずに、上手く利用する事が求められます

なぜなら自分の筋力のみを使用した場合よりも大きなエネルギーを生み出す事が出来るからです。

地面反力を活かすには

非常に便利に思える地面反力ですが、上手く使う為にはいくつかポイントを押さえておく必要があります。
以下3つのポイントを紹介します。

  • 脱力
  • タイミング
  • 方向

立ち幅跳びを想像してください。
まずは腕を大きく挙げ、そこから一気に振り下ろすと同時に膝を曲げて助走をつけます。
この時腕を挙げることで重心を高くした状態から腕+しゃがむ動きで地面に向かって大きな力を加えます。そして重心を前に移動しながら地面反力と脚力で前に飛び出すという形です。
この時腕を振り下ろすタイミングと膝が曲がるタイミング、さらには重心が前に移動するタイミングなどが上手く噛み合う事で地面反力を活かす事ができます。
そして最後に方向です。立ち幅跳びの目的は遠くに飛ぶ事なので高く飛ぶ事が目的の場合とは地面反力を使う方向が変わります
ここをしっかり理解しておけば、ピッチングやバッティングのフォームをチェックする際に自分の地面反力はどの方向を向いているのか?という視点で見る事ができるでしょう。

スプリントトレーニングの重要性を知ろう!

紹介するYouTubeは【走りの学校】の和田賢一さんが実際に速く走るために紹介しているトレーニングの動画です。

この動画の中でも地面反力をどのように得るべきか?そしてそれに必要な筋力を鍛える方法などが詳しく解説されているのでオススメです!

参照:https://youtube.com/channel/UCQN8LYY5hgOm7eYEz4YdwAQ

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