野球 球速を上げたい・飛距離を伸ばしたいなら地面反力を使いましょう!

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人は身体を動かす時、地面に力を加える事で跳ね返ってくる力=地面反力を利用しています。水中と陸上とで比較した場合、大多数が陸上の方が早く動くことが出来るはずです。

より強い地面反力を得る事がパフォーマンスを上げるためのコツになるので、難しく考えすぎず、どうすればしっかりと反発をもらう事が出来るのか?身体で感じる事を習慣にしましょう。

地面反力とは

地面反力とは地面に対して力を加えた時に地面が跳ね返してくる力の事です。
歩くなどの動作をした時、作用に対して反作用が起こります。要するに押したら押し返されるという事です。
この地面反力を利用する事で筋力ではなく反動で体を動かす事になります。つまり筋力だけでは成し得ない大きな力を生み出す事ができるため、より速く走る事、より速い球を投げる事、より遠くに打球を飛ばす事ができるのです。

『した』と『なった』の違い

『した(随意)』は意識を持ってする事。『なった(不随意)』は無意識の中で勝手になる事。
この『した』と『なった』の違いはスポーツにおいて大きな鍵となります。そして『なった』を成立させるために必要なのが地面反力です。
自分が持っている最大の筋力(最大随意収縮)を100%とすると、スポーツの動きの中で体にかかる負荷は100を大幅に超え、300〜400%程を記録することも有ります。そこには自分の体重と地面反力も大きく関わっています。「体重が増えると急速が上がる」と言われるのもこのためです。
自分で生み出せる力以上のパワーを発揮するためには地面反力をうまく活かす必要があるのが分かったら、地面反力を活かすためのコツを見ていきましょう。

地面反力を活かすには

非常に便利に思える地面反力ですが、上手く使う為にはいくつかポイントを押さえておく必要があります。
以下3つのポイントを紹介します。

  • 脱力
  • タイミング
  • 方向

立ち幅跳びを想像してください。
まずは腕を大きく挙げ、そこから一気に振り下ろすと同時に股関節を屈曲させて助走をつけます。
この時腕を挙げることで重心を高くした状態から腕を振り下ろす+股関節を曲げる動きで地面に向かって大きな力を加えます。この時に重心を前に移動しながら股関節を伸展させる事で地面反力をもらい、跳ぶ事が出来ます。この時腕を振り下ろすタイミングと股関節が曲がるタイミング、さらには重心が前に移動するタイミングなどが上手く噛み合う事で効果的に地面反力を使う事ができます。
そして最後に方向です。立ち幅跳びの目的は遠くに飛ぶ事なので高く飛ぶ事が目的の場合とは地面反力を使う方向が変わります。ここをしっかり理解しておけば、ピッチングやバッティングのフォームをチェックする際に自分の地面反力の方向はどちらを向いているのか?という視点で見る事ができるでしょう。

スプリントトレーニングの重要性を知ろう!

紹介するYouTubeは【走りの学校】の和田賢一さんが実際に速く走るために紹介しているトレーニングの動画です。
この動画の中でも地面反力をどのように得るべきか?そしてそれに必要な筋力を鍛える方法などが詳しく解説されているのでオススメです!

参照:https://youtube.com/channel/UCQN8LYY5hgOm7eYEz4YdwAQ

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