遊撃手とも呼ばれるショートは、非常に華のあるポジションとして大人気です。代表的な選手は巨人の坂本勇人選手やソフトバンクホークスの今宮健太選手、西武ライオンズの源田壮亮選手などが挙げられるでしょう。ショートの魅力といえば、三遊間からのレーザーのような送球や華麗なダブルプレー、ランニングスローなど誰もが一度は憧れるポジションではないでしょうか。
今回はそんな素敵なポジションのショートで輝くためのトレーニングをいくつかご紹介していきましょう。
目次
ショートはどんな役割が必要?
脚力が求められる
ショートは内野手の中でも特に守備範囲が広いポジションです。三遊間から二遊間はもちろんの事、フライが上がればセンター前からレフト側のファールゾーンまで走る必要があります。更にピッチャーの後ろもショートの守備範囲と言えるでしょう。そのため一気にトップスピードに行ける脚力や、次にどこに打球が飛ぶのか予測して動く判断力が必要です。
複数の事を同時に処理出来る頭の良さも重要
ダブルプレーや中継プレーなどといった連携プレーも行い、さらには盗塁・牽制に対してのベースカバー要するといった様々な役割を担うため、頭の回転の速さも非常に重要です。走者と打者走者、打球のタイミングを全て同時に把握しつつ、次に起こる事を想定しながらプレーするショートというポジションは中心選手として活躍が求められますが、その分守備の要として華のある非常にやりがいのあるポジションでもあります。
ショートを守るためにやっておきたい練習
それではショートとして上手くなるための具体的なトレーニングをご紹介していきます。
質の良い送球を常に意識する
まず第一にショートとして絶対に欠かせないのが送球です。守備の要であるショートのエラーはチームに与える影響も大きく、失点につながってしまうケースも少なくありません。中でも送球エラーは一気に2塁もしくは3塁まで進塁を許す恐れのある非常に大きなミスと言えるでしょう。
ショートから1塁への送球は距離があるため焦ってしまう選手も少なくありませんが、しっかりと体勢を整えて質の良いボールを送れるように繰り返し練習を行いましょう。また質の良い送球を行うためには捕球の際のバランスも非常に重要です。ボールを右足の踵の位置で取りに行く意識で力を抜いてグラブを落とすとバランス良く捕球でき、送球までの移行がスムーズです。
ゴロをスムーズに捕球するための股関節の柔軟性
ゴロの捕球は股関節の柔軟性が求められるプレーです。素早くボールに駆け寄り、バランスを保ちながら捕球し流れるように送球に繋げるためには股関節やお尻周りの柔軟性もとても重要です。また無理な体勢での捕球やそのままバランスが悪い中での送球も求められるため、柔軟性が低いとケガをするリスクも高くなります。
アジリティトレーニングを取り入れよう
ラダーやミニハードルを使用したトレーニングは足の素早い動きを可能にするトレーニングです。細かく早く足元を動かせるので、ボールに対する間合いの取り方の練習や送球に移った際のステップを素早くできます。
ラダーやミニハードルのトレーニングは室内でも可能ですし、狭い場所でも出来るトレーニングです。雨の日の練習や隙間時間にも出来るものなので、ぜひ積極的に取り入れていきましょう。
まとめ
ショートとして活躍するためには状況判断能力に加え高い俊敏性が求められます。俊敏性を良くするためのトレーニングが様々あります。
ご紹介してきたものは効果的なものばかりなので、ぜひ試してみてください。