野球 体幹の使い方と四肢の連動

タイトルを見ると少し難しい印象を受けるかもしれませんが、色々なSNSなどで情報を得る時にも知っておいて損は無い言葉です。言葉の意味となぜ鍛えるべきなのか?など解説してありますのでしっかりと理解しておきましょう。

体幹って何?

体幹とは文字通り身体の幹の部分の事です。人の身体のうち、頭部と腕・脚を除いた部分を指します。

腹筋や背筋など直接的に鍛えるトレーニングも有れば、バランス系のトレーニングや瞬発系のトレーニングなど間接的に体幹を鍛える事につながるトレーニングも有り、工夫次第では非常に多くのトレーニングの中で体幹を鍛える事につなげる事ができます。

四肢って何?

腕と脚をあわせて四肢と言います。また腕の事を上肢、脚の事を下肢といいます。
体幹と四肢は木で言えば幹と枝の関係です。体幹を鍛える事が重要だと言われるのは、幹がしっかりしていなければ枝を自在に操る事が出来ないからです。

つまり体幹を鍛える事は枝を上手く使えるようになるという事です。そうなると肩や肘、腰など、野球の動きの中で起こりやすいケガを予防する事にもつながります。

力を伝える事が出来る身体とは

いかに地面反力を得るか

打つ・投げる・走る・守るという全ての動作の根本は地面からの反発の力です。
つまり下肢が受けた力をどれだけロスする事なく上肢に伝えるかがパフォーマンスを上げるための鍵になります。
そして地面から下肢を通って上肢に力が伝わる時に必ず経由するのが体幹部です。

つまり体幹部が安定しなければ、途中で力をロスしてしまい、上肢に力が伝わらない事になります。

また、より強い力を得ようと考えるあまり、力んでしまうと反発ではなく筋力を使う事になり、地面反力を得る事が出来なくなる為、注意しましょう。

体幹部の強化が必須

トレーニングで腕や脚を太くする事で成長を感じる選手は少なくありません。
確かに腕や脚が太くなると、見た目にも変化が現れやすいため自信にもつながります。ですがその力を使おうとしてしまい、腕に頼ってしまうと結果的に連動しなくなりパフォーマンスを落とす原因になります。

また体幹部と四肢を繋いでいる肩周りや股関節、臀部の強化をおろそかにしてしまうと、折角の四肢の筋力を活かす事ができません。そして四肢が太くなるという事は筋肉量が増えるという事です。という事は腕や脚が重くなるという事。重くなるという事はイメージ通りに動かす事も難しくなります。

ですからそれ以上に動きの支点になる体幹部の筋力が必要になります。体幹部が弱いまま重たい腕や脚を振り回そうとする事で鍛える前には起こらなかったケガをしてしまう可能性もあるため、トレーニングをする時にはただひたすら数をこなすのではなく、しっかりと知識を得る事が必要です。

体幹&四肢の連動

パフォーマンスを上げるためには、身体を上手く連動させる事が絶対に必要です。
連動が上手く行かない選手は次に挙げる5つのうちどれかに当てはまる事が多いのでチェックしてみましょう。

  1. 仕組みが理解出来ていない
    →先ずはどのような仕組みで動作が行われているのかを理解する事
  2. イメージが出来ていない
    →出来ている人の映像を研究
  3. イメージ通り身体が動いていない
    →動画を撮影して自分の動きを確認
  4. 脱力が苦手
    →身体のバランスを整える事
  5. リズムが合わない
    →タイミングを意識しつつ反復練習が重要

PAGE TOP