今回は投球時に使う筋肉を鍛え球速アップへとつなげる2つのトレーニング方法についてご紹介します。過去にYouTubeでご紹介した動画を元に記事を作成しておりますので、動画もご覧いただければより詳しくわかると思います。家の中でもできるトレーニングなので、ぜひ1日1回程度のペースで続けてみてください!
事前準備
用意するもの
- トレーニングマット(ヨガマット)
- 段差をつけるためにマットの下に敷くもの(マット・バスタオルなど)
床の上にトレーニングマットを敷く際、マットの中央部に段差を作る事で強度を上げる事ができます - メディシンボール(上級者向け・ペットボトル等で代用可)
球速アップトレーニング①
クロスV字腹筋トレーニング
トップからリリースに至る動作で使う筋肉を鍛えるトレーニングです。
投球動作をイメージしながら行ってみましょう。
- マット中央部の段差にお尻を乗せ、仰向けになる
- 腹筋を使って上体を起こし、身体をクロスさせる
- 手が身体の真上まで来たら、片方の手で反対側の足を触る
(「右手で左足」/「左手で右足」を触る)
- ■さらに負荷をかける
3kgのメディシンボール(またはペットボトル等の重り)を手に持って、片方ずつ行う
この動きを「左右10回ずつ×3セット」行ってみましょう。
ポイントは、「背中のしなりと反動を意識する」ことです。
「下から上がる」イメージではなく、「下りて上がる」イメージで動作を行いましょう。
また、「対角線を意識する」こともポイントです。手足をタッチするポイントに向かって、ブレなく上体を持ち上げましょう。
球速アップトレーニング②
膝立ちブリッジ
次は、後ろ脚を伸ばす際、膝のバネを使う時に使う筋肉を鍛えるトレーニングです。大腿四頭筋を意識しながら行ってみてください!
- 膝を段差部分に乗せて、膝立ちになる
膝は肩幅より少し広く開き、膝の幅に対してかかとの幅を少し小さくする(逆ハの字) - 上体を反りながら後ろへ倒し、背後で頭を床につける
- ゆっくりと起き上がる
- ■負荷を下げる
背後の床、頭が降りてくる位置に物をおいて、高さをつくりましょう
上体を傾ける角度が小さくなるので、負荷が小さくなります - ■さらに負荷をかける
肩から膝をまっすぐに保ったまま、身体を反らさないようにして行う
これを軽々行える人は、胸に3kgのメディシンボールなどを抱えながら行う
この動きを「10回×3〜5セット」行ってみましょう。
腰痛を予防するため、必ずお尻を締めてから行ってください。
まとめ
今回は、球速アップのための筋力トレーニングについてご紹介しました。ただ筋肉を鍛えるだけでなく、投球動作の中で使われる筋肉を意識しながら行うことで、球速アップにつながってくるトレーニングです。
自宅で簡単にできるトレーニングですので、ぜひ毎日続けて行ってみてください。
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