【野球】思い通りにいかない!なぜ!?

今回は指導の現場で良くある

『中々イメージがつかめません』『これ難しいです』『何回もやってるのに出来ません』

という悩みを解決できるかもしれないお話です。

少しでも当てはまる方は一度見てみてください。

出来ない理由を探ることから!

先ずは私の考える3大出来ない理由をご紹介します。

  • 一気にやりすぎ
    →代表的なのはコレ。後ほど少し掘り下げていきます。
  • 身体操作能力が足りない
    →思い通りに体が動かない。
  • 筋力・柔軟性不足
    →そもそも出来る体じゃない。でも諦めちゃダメ!

この3つを一つずつ解説していきます。

一気にやりすぎ

多くの選手は本能的に自分自身の現役でいられる時間があまり長くないことを自覚しています。

そのせいか焦ってしまい、すぐに結果を求める傾向にあります。

小さく始めて大きく育てる!

フォームを変えたり意識する場所を変える時に一気に複数の場所を変えてしまうと思うように上手くいきません。

ちなみに複数の事を同時進行するマルチタスクで効率を落とさずに出来る人の割合はごく僅か。多くの人は置く率が落ちてしまうというデータがあります。

だからこそ先ずは一点集中で。1出来れば1と2、1と2が出来れば1、2、3・・・という感じで小さく始めて徐々に大きく育てていく方法がオススメです!

ただし注意点が一つ。

あまりにも早い『出来た』のタイミングはNG。

センスはあるはずなのに中々伸びない選手に多いのですが、すぐ出来る!けどすぐ出来なくなる!

逆に一見不器用でも、コツコツ積み重ねて身につけた選手はそれだけ多くの回数“反復”しているので忘れません。

ゆっくりやってみる

練習の時にいきなり実際に試合でプレーする速度でやる必要はありません。

例えば自転車。初めて乗った時にいきなり「今からレースしようぜ!」と言えるような速度で漕ぎ始める人はいませんよね?

因みにゆっくりやってみる事は多くの人が一度は経験しています。

先ずは寝返り。そしてハイハイ。つかまり立ち。自分で立てた!一歩踏み出した!

記憶には無いかもしれませんが、分かりますよね?

身体操作能力が足りない

野球以外のスポーツから学べる事

近年では色々な所で複数のスポーツを経験した方が上手くなれるという情報を見かけますが、これは間違いなく正しいと思います。

野球に限らず、一つの競技の中で必要な動きはある程度パターン化されていきます。ですが複数の種目を取り入れる事でより多くの動きが必要になります。

例えば内野手がスプリットステップを行う場面を良く見ますが、あれは元々テニスのサーブに対応するために行われていたものと言われています。

自分で見ながらプレーする事は出来ない

試合中、ピッチャーは自分がどんな投げ方をしているのか自分の目で確認しながら投げる事は出来ません。バッターも自分がどんな打ち方をしたのか見る事は出来ません。

見えないからこそ、イメージと実際の動きの差を無くす事が重要です。

武井壮さんが『目を閉じて両手を肩の高さで水平に広げてみて』という実験をしているのを見たことがあります。

多くの人は正確に肩の高さに両手を水平に広げる事が出来ず、少し低かったり、高かったり、左右差が出たりします。

ではこれを野球に置き換えると、ボールを打つ時にイメージしたバットの位置と実際にバットが出た位置が1センチずれたらどうなるでしょう?

これを正確に出来る選手が高い打率を残すのですが、プロの一流と言われるバッターの打率が3割。長い長いプロ野球の歴史の中でも4割に到達した選手は0です。

(もちろん打つ方もプロなら投げる方もプロですので、アマチュアなら5割以上打っている選手もいます)

筋力・柔軟性不足

根本的な話になりますが、意外と目を逸らしている選手も多いのが筋力・柔軟性不足です。

例えば150km/h出したい!と考えた時に先ずは出ている人達を見ますよね?

一人明らかに例外の選手もオリックスにいますが・・・大体多くの選手はパッと見ただけで“やっぱりいい体してるよね”となると思います。

そして例外と言った選手は身体操作能力が高く、抜群の柔軟性を持ち合わせているのは言うまでもありません。

つまり自分自身が150km/hを投げられる状態にあるのか?を見極める事が必要です。

ですが筋力や柔軟性は今からでも身につける事が出来ます。

つまり可能性はあるという事。もし本当にやりたいと思うのであれば、今すぐ取り組みましょう。

まとめ:継続は力なり!

少し長くなってしまいましたが、今回紹介した内容は地道に継続していけば誰でもある程度伸ばす事が出来ることです。

特に身体操作に関しては情報収集も必要でしょうし、時には専門家の知識や手を借りる必要もあるかもしれません。

ですが自分で“これは出来ない”と思った時点でアウト。“どうすれば出来るだろう?”に置き換えて挑戦しましょう!

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