パフォーマンスは正しい姿勢で変わる!バランスと脱力の話

今回はパフォーマンスを上げる為には日頃から正しい姿勢を意識しましょう!という話です。
野球の時はもちろん、日常生活から意識する事で間違いなく効率よくパフォーマンスを向上する事につながります
お金も時間もかからず、自分の意識次第で簡単に取り組む事が出来るものですのでぜひ実践して下さい。

姿勢と脱力の関係を知ろう

突然ですが“身体のバランスが良い”と聞いてまず何を想像するでしょうか。
筋肉が左右均等についていること、様々な運動を行なったときにバランス感覚が良い、重心が安定している…それぞれ持っているイメージがあると思いますが、ここで言う“身体のバランスが良い”とは正しい姿勢の事を指します。正しい姿勢とは頭・胸郭・骨盤がバランス良く縦に並んでいる状態です。

バランス良く立てる事が脱力への第一歩

バランスを整える事が脱力とどのように関係してくるのか、少し具体的な話をしていきます。先ずは簡単にバランスと脱力が関係していると言うのを実感していただくために頭を下げて下を向いてください。首の後ろの筋肉に負荷がかかっているのが分かると思います。その状態が1分、2分と続くと首の後ろの筋肉が疲れてくるのが分かると思います。

では頭を真っ直ぐに戻すとどうでしょうか。首の裏側の筋肉がリラックス出来るのが分かるはずです。これでバランス良く立つ事が脱力につながると言うのが分かったと思います。つまり姿勢が悪いと身体のバランスを取るために筋肉に負荷をかけた状態が続いていると言う事です。そのままの状態で力を抜くとバランスが崩れてしまうため、脱力する事が出来ないのです。

正しい姿勢とは

それでは正しい姿勢とはどのようなものなのか解説していきます。簡単に言えば真っ直ぐ立ちましょうと言う事です。特に意識しておくべきポイントは頭・胸郭・骨盤が前後左右にずれずに立つ事。三色団子のイメージを持てばわかりやすいのではないでしょうか。ですが急に真っ直ぐと言われても日頃の姿勢を変えるのは至難の業。そこでオススメなのが床に仰向けに寝て真っ直ぐを知る事です。その姿勢に慣れたら次は壁にもたれて背中のまっすぐを確認してみる、最後に何にも頼らず自分でたってみるという風に段階を踏む事がポイントです

野球以外の時間が大切

日頃から出来る立ち方の注意点

真っ直ぐ立つ事が難しい段階であっても、意識してバランスを整えていく事は可能です。
その時に注意していただきたいポイントは以下の2つです。

①お尻を絞める
お尻を絞める事で腰にかかる負担を軽減する事が出来ます。またお尻を締める事で骨盤が少し後傾方向に動くので、反り腰の人は特に意識してやっていただけたらと思います。

②頭の位置を安定させる
頭は姿勢を整えることにおいて重要な役割を担っています。首が折れてしまうと頭から肩甲骨に向かって付いている筋肉が緊張してしまい、肩周りや首が張る原因にもなります。またその筋肉が発達する事で肩甲骨が下がりにくくなるため肩や肘を痛める原因にもなりかねません。頭の中心の髪の毛を空に向かって少し引き上げられているようなイメージを持つと良いでしょう。

意識次第で姿勢は変わる

ここまで読んでいただいた方はバランスを整える事の重要性、正しい姿勢をある程度イメージ出来たのではないでしょうか。あとは実践するのみです。ボールを使った練習と違い、姿勢を整える事はグラウンド以外の生活が重要になります。正しい姿勢を把握した上でどれだけ意識して生活出来るかによって身につくまでに要する期間も大幅に変わります。ふとしたときに今回の姿勢のポイントを思い出して実践していただければと思います。

まとめ

力を抜きたくても抜けない人は意識の問題ではなく身体のバランスが悪い可能性を考えてみてください。バランスを整える事が出来れば脱力は身に付きやすくなります。脱力が上手くなれば身体のしなりをしっかりと使う事が出来るようになり、球速アップや飛距離のアップにつながります。正しい姿勢を作る事は簡単ではないかも知れません。またそれを自分自身の身体に染み込ませる事は更に難しいことです。しかしそれだけでパフォーマンスが変わるのであれば、取り組むだけの価値のあるものだと思いますので、是非参考にしてください。

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