逆境に強い!打たれ強いメンタルを持った選手が育つ“レジリエンス“

2022.Aug

この記事の内容

○ミスを引きずりやすい
○マイナスなイメージが先行しやすい
○自分の弱さを見せられない
など気持ちの問題で解決されてしまいそうな事に対してどう対処すべきか?という話です。

当てはまる選手やそんな選手達をどう育てていくべきか?と感じている指導者の方には何かヒントになる事があると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

レジリエンスを高める❗️

結論からお伝えしますが、メンタルが強いと言われる選手はレジリエンスが高い選手です。
レジリエンスとはあまり馴染みの無い言葉かもしれませんが、要するにストレスに対する抵抗力の事です。

スポーツの現場では心(脳)に大きな負荷がかかる出来事が少なくありません。
例えば「自分のエラーが引き金になり大きな大会で敗退してしまった」「フォアボールを連発してしまいマウンドから投げるのが怖くなった」などが分かりやすいかと思います。
ですが同じようなミスをしてもそれが不調の原因になってしまう選手とそうでない選手がいます。
レジリエンスが高いとは、このような場面でダメージを残しにくい人(復活が早い人)のことを指します。
つまりレジリエンスとは『心の回復力』と言い換える事が出来ると思います。

レジリエンスが高い選手の特徴

レジリエンスが高い選手の特徴として以下の事が挙げられます。

  • プラス思考
  • 成功体験を持っている
  • 自分でコントロール出来る事だけに集中している

プラス思考

例えば肩や肘をケガをした時、レジリエンスの低い選手であれば「このケガさえなければ・・・」と考えてしまうでしょう。ですがレジリエンスの高い選手は「よし。今の間に日ごろ集中出来ない下半身や体幹を鍛えて復帰した時にはパワーアップしてやる!」と捉える事ができます。

成功体験を持っている

成功体験を積み重ねる事で自信をつけている選手は、ちょっとやそっとの事では揺らぎません。
元々自己肯定感が高くない選手も、目標をクリアしていく過程で自信を付けていく事で考え方が大きく変わることも少なくありません。

自分でコントロールできる事だけに集中している

雨の日は苦手で・・・と思っても天気を変える事は出来ません。
またあそこのマウンドはいい思い出がない・・・などと考えても球場を変更する事も出来ません。
雨が嫌いなのであれば滑りにくくする対策を考えるべきで、マウンドが苦手なのであれば、なぜ調子が悪かったのかを分析し、そのマウンドに合う投げ方を練習すればいいのです。そうやって自分がコントロールできる部分に目を向ける事が出来る選手は仮に上手くいかなかったとしても、次こそは!と気持ちを切り替える事が出来ます。

『結果』と取るか『課題』と取るか

例えば大会で敗退が決まった瞬間。それが野球人生最後の試合なら結果と考えても良いでしょう。ですが今後も続けるのであれば課題と捉え、今の自分に足りないもの、どうすれば違う結果を得られていたのか?を考える良いきっかけの一つに過ぎないということです。
この考え方は試合の勝敗のみならず、日常の出来事全てに置き換える事ができます。ですから何かが起きた時与えられた課題をどう処理するかと考えられるだけで更なる成長の糧として捉える事が出来るようになるでしょう。

周囲の環境がレジリエンスを高める

ミスが起きた時にチームメイトが嫌な顔をしたり、指導者から怒られるような環境では思い切ったプレーをする事は出来ません。最も判断すべきは手を抜いたことによるミスなのか技術不足によるミスなのか
前者であれば叱責されるのも仕方ないと考えますが、後者であれば的外れ。下手なのであれば、上手くなるように練習すればいいのです。
また声を掛けられる事で救われる救われる事もあります。日本ハムの新庄さんや川崎宗則さん、西岡剛さんなどの声かけは非常に参考になると思います。
選手に対する声かけは優しさだけでなく時には厳しく、何より改善方法のヒントも与えた上で改善に向けて取り組む過程を見ながら声をかけてやる事が必要になるでしょう。

まとめ

今回は逆境に強くなるためにレジリエンスを高めよう!という話でした。
レジリエンスを高めるには選手自身で取り組む事が出来るものと周囲の環境が作り出すものがありましたが、選手が意識して取り組むべき事と監督・コーチが取り組むべき事を確認しておきます。

選手が取り組む内容

  • 起きた事を様々な角度から見る習慣をつけプラスに変換出来る要素を見つける
  • 小さくても構わないので目標を定める→クリアして成功体験を積み重ねる
  • 自分でコントロール出来ない事に対して不安を抱かず自分が出来る事に集中する

指導者が取り組む内容

  • 上記のような思考を選手に植え付けるべく日々のコミュニケーションをとる
  • 周囲の環境を整えるために自分自身もコントロールする

これらが出来ればレジリエンスの高い集団となり、どんな困難をも乗り越える力を身につけることが出来るでしょう。

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