ホリエモン球団 堀江貴文氏がオーナーの福岡北九州フェニックス 独立リーグ・九州アジアリーグとは

 5月26日に急遽オンラインで球団設立の記者会見が行われた【福岡北九州フェニックス】。現在大分B-リングス(大分)と火の国サラマンダーズ(熊本)が加盟している九州アジアリーグへの新規参入を目標に今後スポンサー募集など球団運営に必要な準備を整えていくようです。そこで今回はなぜ北九州なのか?独立リーグとはどのようなものなのかをまとめていきたいと思います。

なぜ北九州なのか?

 会見の中でいくつかの要因を挙げていましたが、自身が福岡県の出身である点やオンラインサロンのメンバーである竹森広樹氏の活動拠点が北九州市であった点が決め手になったようです。

球場が多く野球が盛ん

北九州市周辺はは球場も多く、硬式野球の試合が可能な球場としては大谷球場、桃園球場、市内から気軽にアクセス可能な光陵グリーンスタジアムや筑豊緑地野球場なども存在しています。中でもソフトバンクホークスが年間数試合を行う北九州市民球場は本拠地とするにはもってこいの球場です。もちろん北九州市側も球団設立に前向きな姿勢をとっており、新球団設立に向けて11月にリーグと合同で行われる予定のトライアウトや球団独自でトライアウトの実施も検討中など、北九州市で野球に携わる身としては今後も目が離せない状況です。

独立リーグとは?

筆者から見た独立リーグ

 多くの選手と関わる立場から率直に言えば、現在の独立リーグの位置付けとしては高校や大学、社会人野球で中々出場機会が得られなかった選手やチームの監督・コーチなどの指導と自分の野球観の相違などから野球を続ける事が難しくなった選手達の受け皿として非常に有難い存在だと考えています。またかつてNPBで活躍した選手がケガや移籍の関係などから一旦独立リーグでのプレーを選択し、NPB球団からのオファーを待つ場としても機能していると思います。
 これだけ読んだ方の受けるイメージはあまりポジティブな物では無いかも知れませんが、個人的には実際に野球をする事で報酬を得る事が出来る独立リーグというものは選手達にとって素晴らしい環境だと考えています。

文字通りプロとしての言動が求められる

 アマチュア野球においても“プロ意識をもて”とか“野球が出来るありがたさを感じろ”と言われる事も多いのですが、やはり実体験無く意識ばかりを求められても難しいのが人間というもの。ですが独立リーグの場合、(リーグによりますが)成績次第では練習生への降格もあり、契約更新や個人スポンサーなど身をもってプロとはどういうものか、野球を職業にするという事はどういう事なのかを体験する事が出来ます。また試合が連日行われる事で、トーナメントで敗退したら公式戦は年間で数試合しか出来ない高校野球とは違った経験が出来る事も独立リーグの魅力と言えるでしょう。

現役選手の新たな選択肢としての独立リーグ

 例えば高校生が大学へと進学し野球を続けるという選択をした場合、4年間は大学野球連盟の所属選手となり、たとえ1年生や2年生で大活躍して注目を集めたとしてもプロ野球ドラフト会議で指名される事は有りません。

最短1年でのプロ入りも不可能ではない

また社会人野球を選択したとしても高卒の選手であれば3年、大卒の選手であれば2年間は指名対象から外れる事になります。プロ野球選手になるには“実力と運”と言われますが、いくら実力があったとしても指名対象になれないのです。また大学4年生、社会人3年目(大卒は2年目)の指名対象になる年に自分がしっかりと成績を残す事が出来るのか、ケガの心配は無いの、自分が対象となる前後でプロ野球の球団側の戦力はどうなっているのかなど、様々な要素が絡んで来るため実力があっても運が無ければプロ野球選手になることは叶わないのです。その点、独立リーグは最短1年でのプロ入りも可能です。現在埼玉西武ライオンズで活躍する伊藤翔投手を例に挙げると、横芝敬愛高等学校から四国アイランドリーグPlusの徳島インディゴソックスに入団。1年目からエース級の活躍を見せ、見事入団1年でNPBからの使命を勝ち取りました。

多くの試合数をこなす事で“試合でしか得られない経験”を得る事が出来る

 また先ほど少し触れましたが、試合数という意味でも独立リーグを選択する価値はありそうです。大学の場合春と秋に行われるリーグ戦が主な公式戦となります。リーグによって勝率や勝点制など違いはあるものの、基本的には春10試合、秋10試合の20試合が大々的に行われる公式戦となります。一方福岡北九州フェニックスが加盟予定の九州アジアリーグを見ると年間で約80試合を想定しており、試合をしながら経験を積むことが出来る環境があります。また年間を通して試合をし続ける、NPBと同じシーズンの戦い方を学べるという点でも魅力的と言えるでしょう。

選手として存在を知ってもらう事の重要性

 一方で露出の高さや注目度で言えば、東京六大学をはじめ東都大学野球、首都大学野球など多くのNPB選手を輩出し続けているリーグに比べるとまだまだ低いと言わざるを得ないかもしれません。

 ですが各チームの監督やコーチの顔ぶれを見ると、元々NPBで活躍していた方も多く、独立リーグ同士の交流試合などもある為活躍次第で情報が共有される事で注目を集めることも出来そうです。中でもソフトバンクホークスの3軍との交流試合など、自分の実力を格上の選手達と比較する機会もあるため多くの刺激を受ける事が出来るのも独立リーグの魅力と言えるでしょう。

まとめ

今回は堀江貴文氏がオーナーである福岡北九州フェニックスの話から独立リーグについて意見をまとめてみましたが、独立リーグが野球界に与える影響は今後益々大きくなって来ると(そうあって欲しいと)考えている私としては、非常に嬉しく思っています。今後の福岡北九州フェニックスの動向に注目しつつ、新たな動きがあった場合はまたご紹介したいと思います。

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